紅葉の色の変化の仕組みと色の違いの理由は?紅葉の色は何種類ある?

紅葉の色の変化の仕組みって何?、紅葉とか黄葉っていうけどこの色の違いはどの様にして生じるのか?
一体、何種類の色があるのか?
分かりやすく解説してみました。

京都を例に色別の名所案内や秋の紅葉を表す色の表現についても書いてみました。

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紅葉前線が南下をはじめました。
早くも北海道の一部では紅葉が始まり、すでに見ごろを迎えているスポットもあるようです。
本州はまだまだ先ではありますが、10月に入ると紅葉はじめるスポットも多くあると思います。

しかし…この紅葉ですが、「紅葉」ニュースを見るにつけ、私はふと思いました。
何ゆえ「紅葉」なのだろうか?「紅葉」の字の如く、色は「赤」だけなのか?いや、秋の色として「黄」も?
「黄」の紅葉もあるよね?その紅葉への変化の、その違いは?…
この時期に何気に使っている「紅葉」という「コトバ」、結構不思議かも?
…と思い、例によって調べました(笑)

紅葉の色の違いと仕組み用画像
(https://www.photolibrary.jp/dl/19455808.jpg)

■そもそも「紅葉(こうよう)」って?

一般的に、落葉広葉樹が赤や黄色に色づく事を「紅葉(こうよう)」といいます。

それはそうなんですが…でも「黄色」に色づいても「紅葉」と言いますよね?

■紅葉の色の変化の仕組み!「黄葉」と「紅葉」の違いは?他に色はあるの?

元々、木の葉にはカロチノイド(黄色)クロロフィル(緑色)という2種類の色素があります。

※葉っぱが黄色になる…「黄葉(おうよう)」

秋になり日差しが弱まると両方の色素の分解が始まりますが、多くの場合は、クロロフィルが早く分解されます。

そしてカロチノイドが目立つようになり「黄葉」となります。

※葉っぱが紅くなる…「紅葉(こうよう)」

秋になって緑色の色素が分解され消える際、葉の中にもともと含まれていないアントシアニン(赤色)という色素が
生成される事で「紅葉」するのです。

ただ…秋になるとなぜアントシアニンが生成されるのか、については、謎のままです。

色だけの違い、ではないんですね…。

最初から「黄葉(おうよう)」の要素があるというのは意外です。

上記のような要因で何種類もの色が作り出されることになりますが紅葉の色は何種るあるかというと答えるのが難しいですね!

主に赤と黄色、そして下にも書いていますが、紫もありますね。

■美しい色の紅葉になる「条件」とは?

・寒暖の差が激しく、更に夜間の急激な冷え込みがあった場合
・大気の乾燥により、地中水分が多く減少した場合
・直射日光(紫外線)の強さ

以上の条件が揃うことで、より紅葉に深みが増し、さらに進みます。

特に、山々では、急激な冷え込みで、様々な木々が一斉に紅葉/黄葉し、いわゆる錦繍のような景色になります。

急激な冷え込みがあると一気に紅葉が進む、とはよく聞いていましたが、そうだったんですね。

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■「黄葉」と「紅葉」について、その他のこと。

・楓の場合、1本の木に「紅葉」「黄葉」が共存することがあります。
・山でも、直射日光の当たり方で色の違いがあります。
・葉緑素が残って赤くなる場合、緑から紫色になり、葉緑素が抜けることで次第に赤くなることもあります。

条件によっては、「紫」になる瞬間もある、とは…まさに植物の神秘を感じます。

■「楓」と「紅葉(もみじ)」の違いは?

「もみぢ(もみじ)」の語は「色を揉(も)み出づる」ことを意味し、本来は特定の木の紅葉を意味するモノではありませんでした。

紅葉の中では楓が最も美しいことから、いつしか「楓=もみじ」と呼ぶようになったとの事です。

「楓=紅葉」…先人からの言葉、の意味もあるということでしょうか?

■京都を例にして、紅葉の「色」による「名所」の紹介!

※「黄葉」の名所の一例

<京都府・亀岡市>出雲大神宮

京都府亀岡市にある、黄と赤のコントラストが美しいイチョウの名所です。
丹波之國一之宮。大国主命とその后神をまつる神社で、縁結びの神として有名です。

出雲大神宮
(https://www.flickr.com/photos/onido/6120044942/i)

【例年の色づき始め/見頃】10月下旬/11月中旬~11月下旬
【住所】〒621-0002 京都府亀岡市千歳町千歳出雲
【交通アクセス】JR亀岡駅北口からふるさとバス約15分
【公式サイト】http://www.izumo-d.org/

<京都府・八幡市>神應寺

石清水八幡宮の門前に位置する、西暦860(貞観2)年に創建されたお寺です。
毎年11月上旬~12月中旬にかけ、イチョウなどの木々が境内を染め、幻想的な空間に変えます。

【例年の色づき始め/見頃】11月上旬/11月上旬~12月中旬
【住所】〒614-8007 京都府八幡市八幡西高坊24
【交通アクセス】京阪本線八幡市駅から徒歩5分
【お問い合せ】075-981-2109 神應寺
【その他】拝観時間10:00~16:00、拝観料500円(堂内の拝観は要予約)

※「紅葉」の名所の一例

<京都府・京都市右京区>嵐山
深紅に染まる木々を纏った秋の嵐山。
赤や黄に染まった嵐山を背景に、美しい曲線を描く渡月橋はあまりに有名です。

嵐山 紅葉
(https://www.photolibrary.jp/dl/74855014.jpg)

【例年の色づき始め/見頃】11月中旬/11月下旬~12月上旬
【住所】京都府京都市右京区嵐山
【交通アクセス】JR嵯峨嵐山駅から徒歩約10分
【参照サイト】http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=4&ManageCode=6000002

<京都府・京都市北区>鷹峯(源光庵)

源光庵は、庭にある見事な楓で有名です。
本堂にはそれぞれに仏意がある丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」があり、
その窓から見える紅葉が見事です。

【例年の色づき始め/見頃】11月上旬/11月中旬~11月中旬
【住所】〒603-8468 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
【交通アクセス】地下鉄烏丸線北大路駅から市バス北1約15分
【参照サイト】http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000055

京都の紅葉名所関係はこちらにも記事があります^^

正直…京都は紅葉スポットの数が、非常に多いです。
まだまだ意外なスポットがあるかもしれません。

ちなみに…余談ですが、

■紅葉を表現する色(秋らしい色)は?

和物服装の場合、かさね色目として以下のように合わせる場合があります。

紅葉(もみじ)

表…赤色(あかいろ)、裏…濃い赤色(こきあかいろ)

晩秋時期に「霜によって紅葉した楓の葉」表現した色目、といわれています。

さすが「和」らしい「かさね色目」です。和物服装…奥が深いです。

■『紅葉の色の変化の仕組み』あとがき

黄葉
(https://www.photolibrary.jp/dl/40776150.jpg)

なぜアントシアニン(赤色色素)が生成されるのか…

まさか本当に「謎」な部分…キモである部分が、未だに解明されてないとは思いませんでした。

植物の神秘を感じます。

それ故に、昔から人々は無意識に惹きつけられていたのかもしれません。

増してや、1本の木に「黄葉」と「紅葉」が共存する場合や、直射日光の具合によっても色が変わる場合など、一重に「紅葉」といっても、その時々で変化し、全く同じ「紅葉」はありえない事を物語っています。

つまり、2015年の紅葉は、2015年しか見る事ができない…。

日本らしいと思います。

この秋、あなたも、あなただけの2015年の紅葉を探しに今からでも計画を立ててみませんか?

紅葉前線は、すぐそこまで来ています。

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