カボチャの収穫の目安と食べごろのタイミングを分かりやすくまとめました^^
家庭菜園でも育てやすい夏野菜の一つ、カボチャ。
そんなカボチャの収穫の目安ってなんなのでしょう。
実はできたし大きくなったけど、正しい収穫時期はあるのかな?
採ってみたものの早すぎたかな?
やっぱり採れたて新鮮なうちが食べ頃なのかな?
案外詳しい事がわからなくてなんとなく収穫されている方もいるのではないでしょうか。
これからカボチャの収穫の目安と食べ頃のタイミングをお教えいたします。
カボチャの収穫の目安
カボチャの収穫時期は、だいたい雌花(花の下に小さな実がある方)が開花してから40日から50日と言われています。
しかし、花がいつ咲いたか、どの花が咲いて何日目かまで細かく記録する事は大変ですよね。
その他に、外見をよく観察する事で収穫の目安を知る事ができます。
次を読んでください。
カボチャの花から実になるまでの変化
まず、雄花の花粉が雌花につく事で受粉します。
カボチャの実の表面につやが出てきて大きくなっていきます。
ある程度大きくなるとカボチャの実の肥大が終わります。
実の表面のつやがなくなってきてマットな表面になります。
果梗部(実と茎をつないでいる、カボチャのへたになる部分)が一部、コルクのような質感になってきます。
果梗部に縦方向に亀裂が入ってきます。
果梗部の実の近くでごくわずかに横方向に亀裂が入ります。
横方向の亀裂は、縦方向の亀裂よりも目立ちにくいですが、少しでも確認できたらこの時が収穫時期です。
他にも、カボチャの葉っぱが枯れて茶色くなってきた時も目安となります。
もう葉やつるの成長に栄養を使わず、実の方に栄養が入ってる時期だからです。
カボチャの食べ頃のタイミングは?
朝採れ野菜など、収穫したてで新鮮なものは人気です。
道の駅などの生産者直売所などが人気なのもその新鮮さからもあると思います。
しかし、カボチャの採れたては水っぽく甘さが薄くてあまり美味しくないのです。
カボチャの食べ頃は収穫後2〜3週間なのです。
風通しのいい日陰に置いておくと良いでしょう。
この間にカボチャの中のデンプンがゆっくりと糖に変わっていきます。
そしてほくほくと甘いカボチャになります。
同じようにじゃがいもやさつまいも、メロンなど収穫からしばらく置いておく方が美味しい野菜があります。
カボチャの実を確実にならせるには
カボチャには雄花と雌花があります。
ぱっと見ただけでは同じ黄色い花なので見分けにくいですが、上記の通り、小さな実が付いているほうが雌花です。
カボチャの花は圧倒的に雄花の方が多く、咲き始めの花10個ほどはだいたいが雄花です。
この雄花は伸びたつるの分かれ目、各節に咲きますが一方の雌花は伸びたつるの15節に一つほどしか咲きません。
なので花が咲くわりには実がつかないのです。
そこで確実に実をならせるために人工授粉を行うことができます。
まず、カボチャの花が咲く朝から午前中に行います。
雄花の花びらを切り取りおしべがよく見えるようにします。
その雄花を摘み取ります。
それから雌花のめしべにたっぷりとおしべの花粉をつけます。
この時力を入れすぎてめしべを折らないように注意します。
うまくいくと雌花の元にある実につやが出てきます。
カボチャは種をまけばほとんど発芽するほどとても育てやすい野菜です。
そして何といっても煮物やサラダ、揚げても美味しく、ケーキやプリンに出来るのも人気の秘密ですよね^^
上記のような点に気をつけてみて、たくさん実がつくようにしたり収穫時期を見極めたり、食べ頃を意識したりして、美味しいカボチャを食べてみてくださいね。